ナローバンドUVB療法(全身型 紫外線療法)

有効な病気は?

白斑 (白なまず) , 乾癬, アトピー性皮膚炎,  掌蹠膿疱症, 類乾癬
皮膚そう痒症(皮膚の変化が乏しいのに痒みがある)
→加齢や糖尿病・腎臓病などに起因するかゆみ
円形脱毛症, 痒疹

ナローバンドUVBとは‥

 中波長紫外線(UVB)の中から有害な波長を取り除き,治療に有用な狭い波長を抽出したものです(右図)
ナローバンドUVB機器 全身照射タイプ (臥位型)(オリオン電機OR-100-100B)ナローバンドUVBとは?波長グラフナローバンドUVB機器 全身照射タイプ 点灯中

当院の機器

全身照射タイプ (臥位型)(オリオン電機OR-100-100B)
・下記の結果として,半身タイプよりも格段の効果があります。
・ランプが曲面に配置されているため,からだの側面にも照射できます。
・ランプが長く(176cm)強力(普及している半身タイプの7.5倍)なため,短時間の照射で終わります。
・そのため,ストレス無く継続できます。

ナローバンドUVB療法の実際

治療頻度は?‥
週に2〜3回照射すると非常に有効ですが,長期間続けるには週に1回程度が実際的です。最初の2週間は週に2〜3回照射すると効果が早く出ますが,病気によっても多少異なります。

照射時間は?
初回は照射時間30秒(約150mJ/cm2)にて行います。前回の照射でやけどを生じていなければ,15〜20秒ずつ照射時間を延長していきます。照射間隔が2週間以上空いてしまうと,短い時間から再び延長していきます。

照射部位は?‥
眼はサングラスで遮光します。不要な部位(発疹のない部位)は遮光布やTシャツで隠します。

ぬり薬や飲み薬との併用は?

・従来の治療は継続可能です。主にステロイド外用薬を併用しますが,白斑や乾癬ではビタミンD外用薬をしばしば併用します。
・十分に効果が出れば,ステロイド外用薬の減量も可能です。

ナローバンドUVB療法の副作用

やけど(徐々に時間を延長するため,激しいやけどは生じません)
色素沈着(従来の紫外線療法よりかなり少ないものの,個人差があります)
光発癌のリスク(200-300回の照射ではリスクは低いと思われます。総照射回数に加えて,肉眼的にも紫外線ダメージの蓄積を判断します。)