腋臭症(えきしゅうしょう)を薬で治療してみましょう

– 手術しなくても,多くの方が劇的に改善します!-

① 腋臭症とは

腋の汗(アポクリン汗と呼ばれます)自体は無臭ですが,皮膚表面の雑菌(ブドウ球菌など)が脂肪酸というものに変えてしまって、臭いの原因になると考えられています。

② 腋臭症の治療方針

皮膚表面の雑菌が原因として関わっています。また,発汗量が多いと悪化します。
従って治療方針は、①発汗を少なくする ②皮膚表面の雑菌を退治することです。

ⅰ)発汗を少なくする

塩化アルミニウム液を塗布します。当院では常備していないのでお渡しできませんが、入手方法のご紹介は可能です。
塗布部に多少のかゆみを生じることが多いので、ティッシュ等に浸みこませて部分的に使用することが大切です。
発汗を抑える内服薬もありますが、発汗が減ると体がほてる副作用があるため、お勧めはしません。

ⅱ-1)皮膚表面の雑菌を退治する‥抗生物質を塗布する

抗生物質の外用薬を使用します。1種類でもよいと思いますが,多めに処方して通院間隔を延ばしていただくため、2種類を併用していただきます。

ここまでで,多くの方が劇的に改善します。しかも,実は塩化アルミニウム液や抗生物質を毎日塗布する必要はありません。2〜3日使用して臭いがとれれば、1〜2週間は休薬できます。再発したら,また。2〜3日使用すればいいのです。おおむね何日ぐらいで再発するかの周期がわかれば,それに合わせて定期的に塗布していれば,ほぼ再発することがありません。

しかし、これでも効果が不十分の場合には、抗菌シャツを併用します。

ⅱ-2)皮膚表面の雑菌を退治する‥抗菌シャツを使用する

近年では,ナノテクノロジーを利用した抗菌シャツが発売されています(通販で1000〜4000円程度)。この抗菌シャツが腋臭にもかなり有効です。24時間ではなくても,通勤中(通学中)あるいは自宅のみと決めて、毎日着るようにします。

医療機関への受診をためらっておられる方,手術は気が進まないという方,あきらめておられる方,当院へ受診されてみてはいかがですか?